プラスチックスープ (海洋プラスチックごみ問題 映像)
海に捨てられたプラスチックごみが、生態系に与える影響を調べている映像です。
上記映像の中で、採取した海水の中の
プランクトンとプラスチックの比率を調べたところ、
プランクトン1に対して、プラスチックは6存在するという、
驚きの結果が明らかになりました。
海は海流があり、場所によって異なってはきますが、しかし
どの調査地点でもプラスチックは確認できたという事です。
さらに、プラスチックの原料であるレジンペレットは、DDEやPCBなど
海の汚染物質をよく吸着し、ペレット表面の汚染物質の濃縮倍率は
海中の百万倍との調査報告を伝えています。
プラスチック単体で、汚染濃度が何百万倍になるという事は、
食物連鎖の過程で起こる生物濃縮による汚染は、さらに高濃度に
なる事を意味します。
プラスチックの誤食の危険性は、プラスチックが胃の中に溜まっていく他に、
すでに海に流されたこれまでの汚染物質を吸着して、
何百万倍もの汚染濃度になり、食物連鎖を通して人間の体の中に入ってくる
という問題もあります。汚染物質は発がん性を持ち、生物に悪影響を与えます。
生物濃縮についてはこちらをご覧下さい。(リンク先3番目の項目)
海を汚す事は、食物連鎖を通して、最終的に私達人間に還ってきます。
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