小さな植林隊
雑記 平成23年(2011年) 1月28日(金)
青森県六ヶ所村視察(再処理工場等) その1 昨年(平成22年)の12月26日〜28日まで、縁があって、青森県六ヶ所村へ、 再処理工場など、国のエネルギー関連施設を視察してきました。 今回の行程は以下の通り。 1日目 ・六ヶ所原燃PRセンター 2日目 ・原子燃料サイクル施設(日本原燃) ・ろっかぽっか ・国家石油備蓄基地 ・核融合エネルギー研究施設 ・環境科学技術研究所 3日目 ・六ヶ所村読書愛好会 最も関心があるのは、2日目の原子燃料サイクル施設です。 ここには再処理工場(事故により停止中)、ウラン濃縮工場、 低レベル放射性廃棄物埋設センター、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター、 MOX燃料工場(建設中)があります。 しかし残念ながら、原子燃料サイクル施設敷地内での撮影が一切禁止でしたので 初日の六ヶ所原燃PRセンターの模型や展示の写真を使用しながら、 原子燃料サイクル施設で聞いたことを付け加えて説明していきます。 東京駅から新幹線「はやて」で約3時間、青森県の八戸駅に14時に到着し、そこから マイクロバスに乗り換えて「日本原燃PR館」に向かい、ついたのは16時前。 到着すると館の人が私たちを出迎えてくれました。 まず最初に3階展望ホールへ。 地上20メートルの展望ホールは、360度ぐるりと一周できるようになっています。
2階はサイクルステーション。 パネルや映像で原子燃料サイクルや放射線について紹介しています。
ところで、みなさんは放射線をご覧になったことがありますか? 普通は見れませんが、霧箱という実験器具を使うと放射線の軌跡が見れます。 写真ではわかりにくいのですが、ユーチューブに動画がありましたので見てみてください。 http://www.youtube.com/watch?v=dCmcNve191M 放射性物質は放射線を出しながら崩壊(壊変)していき、違う原子に変わっていきます。 例えば、半減期(放射能の威力が半分になるのに必要な時間)は、 ウラン238は45億年です。 ウラン238はラジウム、ラドン、ポロニウムと変化し、 最終的に45億年経って半分が鉛になります。 物質が自然に崩壊していくというのは、まさに不思議なものです。 初めて霧箱の放射線を見たとき、神秘的に思えました。 その2へ続く |