小さな植林隊





雑記 平成23年(2011年)1月28日(金)





青森県六ヶ所村視察(再処理工場等)その2


さて、1階と地下は原燃ツアーズ。
大型模型で原子燃料サイクル施設を再現しています。
再処理工場貯蔵の模型です。使用済燃料棒が水中で貯蔵されます。この燃料棒が引き抜かれて。

せん断へ向かいます。横になっている銀の棒が使用済燃料棒。横転クレーン(緑の機械)が引き抜きの機械。

使用済燃料棒が送り込まれています。3〜4cmの小片に切断されます。

使用済燃料棒を覆っていた被覆菅(合金のさや)が硝酸溶液で溶かされます。

オレンジが硝酸溶液、赤いのが燃料被覆菅です。被覆菅は回収され容器に入れて貯蔵庫で保管します。

パルスカラムという装置でウラン、プルトニウム、核分裂生成物(高レベル放射性廃棄物)に分けられます。

高レベル放射性廃棄物は廃液としてガラスと混ぜ合わされ、ガラス固化されます。

ガラスと混ぜた高レベル放射性廃棄物(ガラス固化体)は、ステンレス容器(キャニスター)内で冷やされます。

ステンレスの容器をキャニスターといい、そこにガラス固化された
高レベル放射性廃棄物が入った状態のものをガラス固化体といいます。

ガラス固化体は直径約40cm、長さ130cm、重さ150kg(実物は)です。
ステンレスの厚さは5mm。

キャニスターの中の高レベル放射性廃棄物は、核分裂反応が続いており、
表面温度は250度という高温状態です。


これを30〜50年保管(空気で冷まして)して、100度に下がるのを待ちます。

大量の放射線が出ており、しがみつくと10〜20秒で即死ということを
原子燃料サイクル施設の方は説明していました。(表面温度のことを抜きにして)




その3へ続く






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