北極海の氷 観測史上最小 349万平方キロメートル
平成24年(21012年) 9月16日時点で、北極海の氷が観測史上最小となる、
349万平方キロメートルとなりました。 5年ぶりの最小記録更新です。
これまでの過去最小記録は、平成19年(2007年)9月の425万平方キロメートルで、
そこから日本列島が2つ分小さくなりました。
400万平方キロメートルを下回ったのも今回が初めてです。
1980年代の平均的な面積と比べると半分以下にまで縮小しました。
(気象庁 「海氷域面積の長期変化傾向(北極域)」から引用。一番下がっているのが2012年)
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1980年代の9月最小時期の平均的分布
(米国衛星搭載マイクロ波センサの解析結果) |
2012年9月16日
「しずく」/AMSR2(アムサー・ツー)[検証中]
(観測史上最小分布) |
JAXA 北極海海氷の観測データ解析結果について〜北極海海氷の面積 観測史上最小記録更新〜から引用
北極の氷は、地球温暖化により、面積だけでなく厚さも薄くなってきています。
北極に住むホッキョクグマへの影響は言うまでもありません。
種の絶滅にまで関わる問題になります。
また、北極の氷が減少を続けるということは、これまでの気温に関しての均衡が
崩れることを意味します。
気候の変動が人間の予想できない形できっとあらわれるはずです。
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