小さな植林隊





環境情報 2009年5月3日(日)





2009年3月2日(月) 蕨・戸田衛生センター見学に行ってきました!(後半)


廊下を歩いていくと、ガラス越しに1階のごみ集積場が見えました。
大量のごみが集められています。
下から上へ流しています。 手作業で確認しています。

左上の写真は各ゴミをまとめて、上部へ流しているところです。
運搬車が埋まっているような状況からみてもかなりの量があることがわかると思います。

右上の写真は下から流れてきたごみに異物が混入していないかを手作業で確認しています。
安全のため、鉄柱と安全帯で結び付けられています。
どのような気持ちで仕事をしているのでしょうか・・・。


ペットボトルのふたを手作業で外しています。 箱に入ったビンが流し込まれました。

左上の写真はペットボトルのふたを外しているところです。
ペットボトルはふたと本体は別の物質なので、リサイクルするために
わけなければいけません。
各家庭でとってあればいいのですが、実情はそうでもなく、
つけたままがかなりあります。
その為に余計に人件費がかかっていると言っていました。


右上の写真は瓶がコンベヤに乗せられているところです。


ビンが流れていき、色で識別されはじかれます。 粗大ごみを破砕する金具です。

左上のコンベヤは結構な速さで流れています。
流された瓶は途中で色で識別され高速な流れにもかかわらず、
正確に識別して瓶をはじいていきます。

右上の長方形の金属は粗大ごみを破砕する金具です。
鋭利な刃かと思っていたら予想に反してこのような感じの金属でした。
大きさは横が40cmくらいですが、見た目よりも非常に重く簡単に持ち上がりませんでした。
これが高速回転してあらゆるものを破砕していきます。


広い空間でした。 布団を切る機械です。

ぎろちんのように行きます。 切れた布団です。

左上はまさに布団のぎろちんでした。
大きいものは小さくしないと焼却炉に流れないので、このようにいったん
切ってから燃やされるとの事でした。

右上は切れた布団です。
これまで温かい寝床を提供してくれたはずなのにこんな最後になるとは。
なんとも残酷な感じがしました。



形ある粗大ごみは破砕されます。 下から上へ。

左上の写真、左から、ハイバックチェアー、クリアケース、スチールロッカー、照明のかさ、
旅行かばんです。このコンベヤの先には高速回転の破砕機が待ち構えています。

右上の写真、下から上へと流れていきます。
この物達の寿命はここで尽きます。
物としての本来の寿命をまっとうできたのでしょうか・・・?


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トランクがバランスを崩して落ちました。 回収してきたごみがここへ入れられます。

左上の写真
ガラッ!
突然、トランクが傾斜でバランスを崩し、転がり落ちました。
破砕される直前の最後のあがき・・・。そんな感じでした。
私はこの時、このトランクが本当にこの運命から逃れたいのだと感じました。
見た目にもまだ使えそうで、物としての寿命をまっとうしていなかったのでしょう。
しかしあがいたところで、数秒の命の延長しかできません・・・。
高速回転している金属から逃れることはできないのです。

右上は町で回収してきたごみを入れるところです。
1日140台の回収車がごみを運び込みます。
840t溜めることができます。

燃えるごみの中に入っていたものです。 鉄くずが燃えるごみなのでしょうか?

上の写真は、燃えるごみの中に混入していた物ですが、当然燃えずに残ってしまいました。
鉄アレイや、モーター、何かの部品などなど・・・。
漬物石が入っていたこともあったそうです。
ひどすぎですね。


まだ使えるものはリサイクル品として販売されます。 かなりきれいなものもありました。

こちらはリサイクルコーナーです。
ずらっと並べられた様々な家具。
ここにくれば一通りの品は集まります。


桐ダンスです。 普通の家具屋さんのような感じでした。

昔は桐ダンスは嫁入り道具でした。
大切に使われていたたんすも、時代の流れと共に着物を着る機会も減り、
用がなくなったのでしょうか。
桐ダンスは手を入れればきれいに再生します。
新しいものを買った方が安いから・・・。
このおかしな価値基準がなくなれば、もっと物を大事にすると思います。


このリサイクルコーナーも場所が限られているため、
全てがここにおかれるわけではないといっていました。
おそらくここにある物以外にも多くのものがまだ使える状態のまま、
破砕され焼却されていると思います。


一通りごみの処理について見学し、改めて物は大切にしなければいけないと思いました。
大量に出されたごみは、燃やされ、破砕され、埋め立てられます。

ごみは、ごみになる前は製品、製品の前は自然界の中にあった「資源」です。
資源を取り出すときには当然、自然を破壊します。

自然を破壊して取り出した資源を、使い終わったら今度はごみとして埋め立てるために、
再び自然を破壊します。


私達の生活に必要な「もの」は、取り出す時と、廃棄する時、
つまり2度自然を破壊することになります。


より厳密に言うと、資源から製品に変わるには、エネルギーが必要です。
エネルギーを使うということは、化石燃料を燃やし、二酸化炭素も排出し、
温暖化を促進させると考えると、
「もの」の流れの中で3度自然を壊すことになります。


そんなに自然を壊してまで作られた「もの」が、こんなに簡単に廃棄されるというのは
私はどう考えても間違っていると思います。
このまま自然を破壊し続ければ当然、動物や植物だけでなく、
人間の生存すら危機的状況に陥ります。


「もの」を大切にする心、これが今の世の中に必要だと思います。

ごみを減らしていくには、
・無用なものを作らない、買わない。
・物は自然に返るように天然素材を原料にする。
・直す文化を復活させる。
・作る段階でごみが少なくなるようにする。
・海外から安いものが入ってくる現状を変える。
・物に価値を置くのではなく、心に価値を置く社会にする。


これらのことが必要だと思います。

もちろん「もの」も大事ですが、自然を壊し続けている現状を変えていく必要はあります。
人間は地球にとって「がん」なのかどうか、今まさに試されている時だと思います。






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