小さな植林隊





環境情報 2007年10月10日(水)





2006年のオゾンホールが過去2番目の大きさ

環境省は2007年8月31日、有害な紫外線を防ぐオゾン層が
依然として減少傾向にあるとの報告書を公表した。
南極上空でオゾンが破壊されてできた「オゾンホール」の面積は2006年9月、
南極大陸の約2倍にあたる2929万平方キロとなり、過去2番目の大きさだった。

過去最大だったのは約3000万平方キロだった2000年9月。
年によって大きさは変わるが、昨年は南極付近の気温が低く、
オゾンが破壊されやすい気象条件だったとみられる。

オゾン層は、フロンなどの規制によって今世紀半ばには
80年以前の状況に回復すると予測する研究があるが、
報告書は「現時点でオゾンホール縮小の兆しがあるとは判断できない」とした。


(2007年8月31日 asahi.comより 一部要約)

<感想>


オゾン層を破壊するのはフロンとハロンですが、1987年モントリオール議定書で
5種類のフロンを1998年までに半減、3種類のハロンを1992年以降増加させない
という取り決めがなされました。

また日本でも1988年にオゾン保護法が制定され
1989年よりフロン等の生産規制がされています。

オゾン層保護に向けて取り決めがされてからすでに20年。
未だにオゾンホールは拡大しています。
NASAは2010年〜2020年頃には最大で3分の2のオゾン層が
破壊されると警告しています。

フロンガスはだいぶ前から規制されていたので、私はオゾンホールなんて
結構縮小しているのかなと思っていたのですが、大間違いでした。
環境の破壊をしてしまうと回復までには時間がかかるという一つの例ですね。

オゾン層の破壊によって、宇宙から多量の紫外線が届くようになり、
皮膚がん、白内障、失明など人体に様々な悪影響が出てきます。

はやくオゾン層が回復する事を願うばかりです。


さて、ここで、またいつもの地球温暖化に関して書きます。笑
しつこいようですが、地球温暖化は今ブームで言及せずには居られません。w

オゾン層の破壊による影響と、地球温暖化による影響を比較すると、
オゾン層の破壊は、人体の組織への悪影響に留まりますが、
地球温暖化の影響は色々連鎖反応が起きると思います。

気温上昇にともない海面の上昇が起こり、陸地の浸食が起こり、人間の住居や工場、
農地等がだめになり、その分を新たに作るため内陸の森林を伐採するようになる。

猛暑で自然火災が発生しやすくなりますます森林が減る。

気温上昇でロシアの永久凍土が溶けてその下にある二酸化炭素の20倍の
温室効果のあるメタンガスが大量発生し温暖化をさらに加速するようになる。

干ばつや洪水の多発で食物が安定的に作れなくなり、
さらなる農地開拓のため森林が伐採される。

夏の長期化と高温化でエアコンがないと過ごせなる等、
エネルギーの消費が止まらなくなり、ますます二酸化炭素を排出するようになる。

様々な種の動植物が絶滅することで食物連鎖が崩壊し、食べるものが激減する。


このように地球温暖化は様々な影響が出てきて連鎖的に悪い流れが続きます。
そうなってしまうと後は時間の問題。

最終的には食糧不足で飢えで死ぬか、
食料を奪い合うために戦争で死ぬかのどちらかになります。

しかし、今から温暖化を防ぐようみんなで努力すれば、最悪のシナリオは回避できます。

温暖化を防ぐこととは、携帯の充電コンセントを抜くことから始まりますよね。(^-^)/
やっていますか?
そして無駄なものを買わない、もらわない。ものを大切に扱う。
森作りも大切です。
植林だけでなく、間伐、枝打ち等の木が育つ環境作り、木の元になる苗作り。
どれも同じように大切なことです。

一人の100歩よりもみんなの1歩の方が断然効果が大きいです。
66億という人口の多さが地球に大きな負荷をかけていますが、
その66億が環境保護に努力したときとても大きな力になります。


みんなの一人一人の力が重要なのです。(これが言いたかった。はぁ、すっきり。笑)






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