小さな植林隊





環境情報 2007年9月6日(木)






インドネシアのウミガメが絶滅の危機に


タイマイは世界に7種いるウミガメの一種だが、海水汚染、乱獲などによって
急速に個体数が減少し、絶滅の危機にさらされている。

1980年代 インドネシア諸島内の110島のほとんど全てで巣穴を確認
1990年代 巣穴が確認された島は13島に減少
現在・・・・・ ジャカルタから最も離れた3〜5島でのみ巣穴を確認


(2007年8月29日 AFPBB NEWSより 一部要約)
<感想>

110島から3〜5島に、しかも20年程度で。。
95〜97%が消滅したわけです。
ほぼ絶滅に近い状態ですね。この先どうなるのか。

海水汚染はそう簡単には改善は難しいと思います。
しかし、乱獲は人間がやめようと思えばやめられます。

記事によると甲羅のべっ甲が乱獲の対象となったとの事なので
べっ甲のものを買わなければいいのです。
需要がなくなれば供給側も儲けられなくなるのでやめるしかなくなります。


日本と言う国は経済が急速に発展し、一時はみなが豊かになりました。
しかし、豊かになったおかげで、お金の力で色々な物を世界中から集めるようになりました。

トップページにリンクを張ってありますが、毛皮などもそうです。
見てもらえましたでしょうか?凄惨な現場を。

商品としてお店に並んでいるものを見る限り、それは確かに「もの」です。
しかし、その裏には必ず、命が犠牲になっているのです。

最近では中国産の毛皮など安く手に入るようになりましたが、
値段が高い安い関係なく、動物が死んでいます。

例えば極寒の中で過ごす人たちが、生きていくために防寒具として
毛皮が必要というのであればわかりますが、
ただの飾りのためならフェイクで十分です。

本物のほうが高級でいいという思い込みはみんなあると思いますが、
これからはその認識は変えていくべきだと思います。


ただでさえ、さまざまな動物は開発、汚染により、減少しているのだから、
できるだけ保護していかないと人間のせいで全ての生き物が死滅してしまいます。


ちなみに人間の需要の裏で命を失っているのは動物だけではなく、植物もそうです。
例えば牛肉の需要が増えると新たに牧草地を拡大するため、森を伐採し、草原にします。

また、そのえさを作るため、とうもろこし畑などが必要になり、森を伐採することになります。
特に今はバイオエタノールの需要が増えて、穀物全体の需給がひっぱくしつつあります。
森の木がどんどんなくなる傾向があります。

このように牛肉と森は一見関係なさそうだけど実はしっかり連動します。
だから必要以上に食べることは必要以上に森を削っていることになるのです。


なんでもそうですが、本当に必要なものというのを見極め、必要な分だけを
取り入れられるようになるといいですね。

そして「足るを知る」をわかれば、物の豊かさより心の豊かさが増すことと思います。
人間の欲はきりがないですから。






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