小さな植林隊





環境情報 2007年7月11日(水)






北極の氷、2040年に消滅? 溶ける速度が4倍に


米国立大気研究センター(NCAR)などのチームが、
2006年12月12日付の米国地球物理学連合の学会誌に発表したものです。

「地球温暖化の影響で、2040年夏には北極海の氷が
ほとんど消えてしまうかもしれない。。。」

北極の氷が溶けた場合、海面上昇だけでなく、
ホッキョクグマなどの生態系や漁業への深刻な影響に加え、
北半球の気候にも変化が現れる可能性もあります。

この試算は、
「今後も二酸化炭素などの温室効果ガスが現在の割合で大気中に増え続ける」
とのシナリオに基づき、スーパーコンピューターで計算したものです。

まず、試算モデルを過去のデータで試しました。
1979年から2005年までの急激な氷の縮小を含め、
北極の気候変動を正確にとらえていました。

その上で、将来を試算すると、今後20年以内に、
北極海の氷の面積が縮小する速さは4倍に。

2040年夏までに北極海の氷はほとんどなくなり、
グリーンランドとカナダの北岸にわずかに残るだけという結果になりました。

さらに冬でも、氷の厚さが4分の1以下になる見通しとの事。

海面は氷よりも多く光を吸収するため、氷が溶けると温暖化を加速させる可能性があり、
また、世界的な気候変動が、北極海に暖かい海流を運ぶことも考えられるとの事です。


<感想>

こんなに早く、北極がなくなる可能性があるんですね。

最近はホッキョクグマの絶滅の危機のニュースをよく見るようになりました。

えさをとりに海に出たは行ったはいいが、急速に氷がなくなってきているので、
えさをなかなか見つけられず、また、上陸する為の氷もなくなっているので、
ず〜〜〜っと泳ぎ続けた挙句に溺れ死ぬそうです。


人間が出しすぎた二酸化炭素の温室効果の影響が、結果的に
地球の端にいるホッキョクグマの命を殺しています。

みんなが二酸化炭素の排出を抑えれば状況は変わるはずです。

今ある「当たり前」と思っている無駄を省いていけば
ホッキョクグマは助けられるかもしれません。

動物保護の為の募金とかをするより、身近な省エネ努力の方が、
今は大切なんじゃないかなと思います。






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