ひっくり返ったせみは
この時期、せみが道端にひっくり返っているのをよく見かけます。
道端に倒れているせみを見かけたら、私は人差し指を出します。
するとせみは足を指先に絡ませてくるので、簡単に救えます。
普通、せみは手で掴むとジージー鳴いてうるさいですが、
このやり方だと、せみは自分からくっついてきているので鳴きもせず、
非常におとなしいです。
指先にくっついた状態で、木の幹まで持っていくと、
後は勝手に動いて移動します。
ちなみに、せみは安堵すると、くちばしを立てて
樹液を吸う行動をしてきます。
それを皮膚の上でされると痛いので、くちばしを立ててきたら、
腕を少し振って緊張させます。
指先にくっついている状態だと、せみをじっくり観察することができます。
かわいいですよ。
これから先、倒れているせみが増えてくるので是非お試しください。
夏の昼間の道路は灼熱地獄なので、ひっくり返ったせみは
熱くてそんなにもたないと思います。
人間は普段靴を履いているからわかりませんが、
夏のプールサイドや、海の砂浜の熱さを
思い出してもらえばすぐに分かると思います。
おそらく熱くて10秒も立っていられないと思います。
ちなみに都市型の気温上昇、ヒートアイランド現象は、地表をコンクリートや
アスファルトだらけにしてしまった結果です。
暑い夏の弊害である熱中症や日射病を抑えるには、
コンクリをはがし、土に戻し、木を植えるという、極当たり前の事でできます。
犬の散歩も、夏の日中は厳禁なのは言うまでもありません。
|