小さな植林隊

雑記 平成23年3月18日(金)



岐阜県瑞浪市 地層処分研究所 視察 その3


エレベーター周辺です。
この施設にはここに書かれた以外にもスーパーゼネコンが
関わっているとの事でした。
スカフォードという足場です。一番下にシャベルがついています。
このシャベルでズリキブルというズリをいれる容器にズリを入れて
地上へあげます。
5立方メートル位、約15トン(10トントラック1台分)を一回であげます。
真ん中にシャフトジャンボというのがありますが、これを使って60〜70の
ダイナマイトを設置する穴をあけ、その穴に人がダイナマイトを詰めて
爆破して掘削していきます。穴を掘り進めることができるのは
1回に1.3m、2回で2.6mを1日に掘り進めるということです。
排水の説明です。
ここの水はフッ素が環境基準より多く含んでいるため、処理をしてから
川に流すということでした。その過程で色々な薬剤が投入されていきます。
薬剤の環境への影響も気になります。
記念写真。ちなみに今回は参加者全体では50人以上いました。


花崗岩は堆積岩よりも硬く、石、岩という感じなので普通に埋め戻したら、
隙間だらけで、周りとの圧力が違ってくるので、水がそこから地上に出てくると思います。
掘る前の地中の密度に戻すことは難しい気がしました。

見学が終わったあとに、埋め戻しについて質問してみたら、
埋め戻しについてはまだ決まっていないということでした。

方法としては掘ったものに粘土を混ぜて戻すというのが一つの手段、
というように言っていました。
ただ、同じ圧力は難しいということでした。

掘りながら、埋め戻しながら進めるという感じで、
一気に埋め戻しをするわけでもないそうです。

地層処分は、水対策と酸素対策がしっかりしないと、高レベル放射性廃棄物を覆っている
オーバーパックの耐久性が落ちてしまいます。ここは対策をしっかりしなければいけません。



今まで原子力発電を使ってきて、高レベル放射性廃棄物はすでに存在していますので、
その処分について何とかしなければならないのは事実です。
ただ、放射能の影響は大きく、長いので、安易に決定して漏れ出したりすると、
次の世代に多大な迷惑を掛けることになります。

地層処分は一つの選択肢です。
今回の東北関東大震災のことを考えてみても、地上が安心とは言えません。
地震があった場合、ゆれは地上部分の方が大きくなり、地中の方が少ないそうです。

しかし、一方で地中で、もし断層のずれなどが起こった場合、それこそ、想定以上の圧力が
かかって高レベル放射性廃棄物が漏れ出したら、地下水の動きは読めないので、
広大な範囲で汚染が起こり人が住めなくなる可能性もあります。

本当にどうすべきなのか、わかりません。

一つ言えるのは、これ程厄介なものを作り出す原子力発電は
すぐにやめて自然エネルギーに変えていくことが大事ということです。
原子力発電は、発電時は二酸化炭素は出しませんが、高レベル、低レベル、また
ウランを掘り出した後の大量残土など、廃棄物が大量に出てきます。
原子力発電所自体、老朽化したら廃炉にしなければなりません。

太陽光や風力なら老朽化しても放射能汚染は当然ないので材料をリサイクルでき、
ごみになりません。

様々な問題を解決できない原子力発電からは方向転換することが
まずは大事なことだと思います。
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