小さな植林隊

雑記 平成23年3月17日(木)



上関原発 院内集会 


3月4日(金)午前11時、衆議院議員会館で上関原発の院内集会がありました。
上関原発は、山口県上関市田ノ浦に計画されている原子力発電ですが、
すでに現地の人達は30年近く抗議運動を行ってきました。

現地の人達の反対運動のおかげで大して進展してこなかったのですが、
2月21日(月)午前2時ごろ、中国電力は作業員、警備員など
合計600人近くの人を送り込んできて、工事を強行し始めました。
その後22日、23日と強行し、ついに負傷者を出すに至りました。

虹のカヤック隊ブログ
http://ameblo.jp/nijinokayaker/archive1-201102.html


現地のお年寄りの方々が、一生懸命大事な海を守ろうと、
武力を使わないで抗議しているのに、中国電力は数の力でそれを押さえ込んで
目の前で、海に土砂が流されていきました。
それを映像で見て、本当に悔しい思いをしました。

映像のダイジェスト版
http://www.youtube.com/user/hakunamatataTJ


そのような事態を受けて、3月4日(金)に急遽、院内集会が行われたのです。

平日の11時からでしたが、予想通りたくさんの人が集まり、
150人を主催者側は予定していましたが、その倍の300人近くの人が集まりました。
衆議院議員も8名きていました。

原子力資料情報室の伴さん、鎌仲ひとみさん、らんぼうさん、国会議員の挨拶、
貝類多様性研究所、弁護士等から情報提供がありました。


上関原発は未買収地が多いため海を埋め立てて原発を建てようとしています。


海を埋め立てることでの環境への影響をしっかりしていないことに
問題があります。


上関原発を計画している場所は、とてもきれいな海です。
15m先が見える程の透明度で、絶滅危惧種のカンムリウミスズメや、スナメリ、
カラスバトなど、ここにしか存在しない貴重な生物がいます。

海を埋め立てて原発を建てるということは、それらを一気に消してしまうことになります。

原発は温排水といって、とても暖かい温水を海に大量に流します。
原発のタービンを回した後の蒸気を冷やすために海水が使われており、
この蒸気を冷やした後の温まった海水は、また海に流します。
温かい海水は、自然界の海の温度より大体7度高い温度で、
その量は毎秒70トンとも80トンとも言われています。一級河川並みの量です。
7度も温度が高い排水を海に流すと、生態系が破壊されてしまいます。

また、放射線による影響や、活断層が集中している地域で、海を埋め立てた上の原発など
非常に危険です。

国は原発を建てようと、漁業関係者に漁業補償金を払うとしていましたが、
漁業関係者はそれを断ってきました。
この漁業補償金を受け取らない限り海を埋め立てることはできないはずなのに
今回強行してきたことは、違法行為だそうです。

中国電力は、妨害活動をしてくる人達に対して、警告しました。
今後、妨害活動をしてきた場合、500万円の損害賠償を請求すると。
しかも連帯責任になると。

専門家は、このような脅しの訴訟をSLAPP(スラップ)訴訟といっていました。
市民の関与を排除する訴訟戦術で、民事訴訟の悪用です。


地元の人達を始め、自然や生き物の生態系を守りたいと
集まってきている人達に対して、そういうおどしのようなことをするのかと、驚きました。
そもそも、地元の漁業者の生活の糧を奪おうとしているのは中国電力です。
今回の中国電力の強行的な行動は、今の世の中に逆行した物だと思います。


来ていた国会議員を紹介しておきます。
服部良一さん:http://www.hattori-ryoichi.gr.jp/
石田三示さん:http://www.m-ishida.com/blog/diary.cgi
山崎誠さん:http://makoto5050.typepad.jp/
水野智彦:http://mizuno-tomohiko.jp/
吉泉秀男:http://www5.sdp.or.jp/member/yoshiizumi_hideo.htm
櫛渕万里:http://www.kushibuchi-mari.jp/profile/
稲見哲男:http://www.inami-t.jp/
福島瑞穂:http://www.mizuhoto.org/


一方でぶん殴っておいて、一方で話し合いをしようというのはおかしい、という
福島さんの表現がうまく言い当てていると思いました。



この集まりの後、中国電力の東京支社に行って、強行をやめるよう、街頭で
訴える活動に参加してきました。



100人近く集まりました。
通行人にチラシを渡したり、中国電力へ対してそれぞれ思っていることを
訴えたり、ポスターを提示したりして意思表示をしました。
みんな穏やかに、とげとげしい感じはなく、お願いするという感じで
訴えていました。
東北関東大震災のことも考えると、中国電力も強行で建てるのではなく、
立ち止まって、勇気ある撤退をしてほしいものです。
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