小さな植林隊/竹林の会とは


小さな植林隊 (2007年〜2010年)

栃木、埼玉、東京、神奈川など首都圏で森林ボランティア活動を行ってきました。
内容は、植林、間伐、枝打ち、下草刈り、苗作りなどです。

また、楽しみながら参加できるよう、バーベキューやハイキング、旅行、交流会などを
作業後に行ってきました。

色々な所へ行き、成長できていない細い杉が乱立している森や、
土がむき出しで木々が倒れかかっているような荒れている森を見てきました。

今の日本の森では、杉や檜などの人工林が放置され、
密植されたまま間伐が行われていません。
その為、木が根を張れず、大雨で土砂崩れになりやすくなっていたり、
樹冠も込み入っていて日光が地面まで届かずに下草が生えず、土がむき出しになり、
やはり土砂崩れになりやすくなっています。

間伐ができていない為、花粉症の原因の一つにもなっています。

栃木県の足尾では未だに足尾銅山鉱毒事件の被害をそのままにした禿山のところもあります。
かつて工場から出される亜硫酸ガスによって木が枯れて、広範囲に森がなくなりました。

各地でNPOなどボランティア団体が活動を行っていますが、全国的におきている森の問題は
NPOの力だけでは限界があります。
広域で、かつ影響が大きい環境問題は、法律や条例、税制で保全する仕組みを作らなければ
次の世代へ豊かな自然を残す事はできないと感じています。


竹林の会 (2011年〜2016年)

埼玉県戸田市内の竹林整備を主な活動としていました。

放置された竹林は今は全国各地にありますが、戸田でもそうでした。
枯れた竹が地面にたくさん転がり、倒れ掛かった竹が道路にまで飛び出し、
竹の密度も高く、人が普通に歩いていけない様な状況でした。
まさに荒れた森と同じような感じでした。

そこを2011年から整備作業に取り掛かりました。
のこぎりで竹を切り、枝と稈(かん:幹の事)で分けて別々に積み上げています。
これを繰り返し、竹林内を片付けていきます。

竹は2ヶ月くらいで大人の大きさに成長します。
成長が早く、毎年生えてくるので、手入れをしっかり行わないと
あっという間に竹が込み合ってきます。

竹林整備以外に、催しの開催や市内のお祭りなどに出店して、
竹で作った遊び道具で楽しんでもらいつつ、環境に関するお話もしてきました。
自然の物の良さを知ってもらい、自然を残していきたいと思う人が増えてほしいと
願っています。

実際に活動することで色々わかってきます。
目で見て、耳で音を聞き、鼻で匂いをかぎ、口で味を知り、触って感触を得る。
五感を使うことが何よりもよく理解できます。






戻 る