竹林の会





活動報告 平成27年(2015年) 5月4日(月・祝)






竹苗の植栽


みどりの日。本日も快晴。
春らしいすがすがしい日でした。

竹は落葉の時期を迎え、葉は黄色くなり、風が吹くとはらはらと舞って
たくさん落ちてきています。落葉後にまた新しい葉がすぐ生えてきます。


筍はどんどん成長しています。


右の写真は、筍の皮が剥がれてきているところです。
皮の内側で、竹がしっかり固まってくると、筍の皮は自然と剥がれ落ちてきます。


注文した竹の苗が届き、先月の下旬に仮植えしていましたが、
本日あらためて竹苗の植え付けを行いました。

竹は繁殖力が強く、地下茎(ちかけい)が伸びて、そこから筍を出してくるため、
地下茎の管理をしないとどんどん広がっていきます。

そのため、地下茎が広がり過ぎないよう、周囲に溝を掘り、
根が出てきたらそれ以上いかないようにします。


鍬(くわ)を使って周囲を掘っていると、時々地下茎や石に当たってしまいます。
地下茎はのこぎりで切り、大きい石はよけて掘り起こします。
畑の土と違って結構大変です。

土が横にたまってきたので、盛り土にすることを思いつきました。
地面に穴を掘って苗を植える場合に比べて、盛り土に植える場合では、
後者の方が、竹苗の根の位置が地表に近い為、周囲の溝を掘る深さを減らせます。

この方が、根の進行を確実に止められると思い
仮植えした竹苗をもう一度掘り起こすことにしました。



掘った穴には、土を埋め戻すのではなく、竹道具を作る際にいらなくなった端材を
鉈で小さくして埋め、土を少しかぶせ、その上に苗を置きました。
これで苗の根の位置が地表近くになります。いずれ埋めた竹は腐るので時間稼ぎですが。

盛り土にすると土の表面積が大きくなり、乾燥しやすくなるので、
周囲の草を乗せて被覆しました。


小さな島がぼこっとできたような感じになりました。
しかし、まだ周囲の溝は半分しかできていないので、次回もまた行います。
あまり時間が経つと、根が出てきてしまうので次で確実に終わらせます。





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