竹林の会
活動報告 平成26年(2014年) 11月16日(日)
荒川ごみ拾い 今年も荒川でごみ拾いの催しが行われ、私はスタッフとして参加してきました。 現場には朝7時30分に到着。 参加者が集まる前に荒川周辺の様子を調べたところ、 草木にまぎれてたくさんごみが落ちていました。 プラスチックの袋やペットボトルのふた、サンダルや靴底、ジャンパー、 ビニールシート、ロープ、細切れになった発泡スチロール、空き缶、 大きい物は自転車やカセットコンロ、オーディオなど。 人間が作り出したごみはいつまで経っても自然に分解されずずっとそこに残ります。 ちょっとした心がけで、ごみのポイ捨てはなくなるはずですが。。。 8時30分に開会式が行われました。 まずはごみ拾いの前に、自然観察会です。 河川敷に生えている植物について先生が特徴などを解説し、 その後はその植物の顕微鏡観察と、オナモミの的当てゲームが行われました。 お楽しみの後はごみ拾いです。 ごみの種類別の袋を持って班ごとに分かれて探しに行きます。 良い写真がたくさん撮れました。 中学生のある班が、木の根元に捨てられていたジャンパーを見つけて 騒ぎ始めました。「やべーよ、絶対何かあったよ。」「こえー。」とか。笑 傍(はた)から見ていると面白いのですが、ちっとも拾おうとしないので 声をかけてさっさと拾うよう指示しました。 また別の中学生の班は川の側で腰掛けて座っていました。 周りの人たちはみんな一生懸命ごみ拾いをしているのだから がんばれと声をかけました。 まぁ、お年頃だからさぼりたい気持ちはわからない訳ではないけど、 やはり傍(はた)から見ると浮いた存在として見えてしまいます。 せっかくごみ拾いに参加しているのに、自分達の評価を下げてしまっては逆効果。 やるときはやる!がかっこいいですよ。 でも、そんな一場面もありましたが、基本的にはみなさんまじめにごみ拾いをしてくれました。 大学生の班はどこから拾ってきたのか、壊れた自転車、オーディオ、 ガスコンロの部品、シートなど大きなものをどっさりと拾ってきました。 大人の役割をしっかり果たしてくれました。 小学生の親子班は川の側のごみを一生懸命拾っていました。 細切れになった小さなプラスチック片などをてきぱきと集め、 集計係に報告して分別していました。 広報を見て参加したそうですが、やはりやる気が違いました。 ごみ拾いの効果は、その場所がきれいになる事はもちろんですが、 将来大人になったときにごみをその辺にポイ捨てしない様になるというのがあります。 つまり躾(しつけ)につながります。 この小学生達は大人になっても絶対にごみをポイ捨てするような事はないでしょう。 約1時間、みんなでがんばったごみ拾いの成果です。 結構たくさん集まりました。 これだけの量のごみが、自然界にばらばらに捨てられていたことを考えると、 残念な気持ちになります。 一人一人の心がけ次第で、こういったごみは減らすことができます。 私達人間は、ごみをポイ捨てしたとしても、直接的に何か困る事はないかもしれません。 しかし、自然界には様々な生き物がいて、そこに住んでいたり、 そこにある食べ物を食べています。 ごみが他の生き物にとってえさに見えて間違えて食べてしまうという 悲しい事実もあります。 以下にプラスチックごみが鳥に与える影響についての映像がありますので ご覧ください。
私達人間がごみをポイ捨てしなくなることで、こういう事は防げます。 そして、更に一歩進んでいくためには、ごみとなるものを できるだけ作る段階から減らしていく社会にしていく必要があります。 何でもかんでも1回使って捨てるという事をしていては、いつまでたっても ごみの発生量は減っていきません。 わかりやすく例えると、 1人1日ペットボトルの飲み物を1本買っているとします。 日本の人口を1億2千万人と考えた場合、 1日に1億2千万本、1年で438億本のペットボトル、ふた、ラベルのごみが発生します。 もしこの内半分の人、6千万人がペットボトルの購入をやめて、 洗って何度も使える水筒を利用するとペットボトルのごみは 1日6千万本、1年で219億本のペットボトル、ふた、ラベルのごみと半減します。 使い捨ての商品を買わない事、できるだけ物を大切に長く使う事で、 社会全体のごみを減らしていけるようになります。 ごみのポイ捨てをしないのは言うまでもなく、ごみの元になる物を できるだけ発生させないようにする事が大切です。 ごみが少ない社会になるよう、みんなでこれからも考えて行動していきましょう。 お疲れ様でした。 |