竹林の会





活動報告 平成26年(2014年) 4月13日(日)






竹遊び!お花祭り


今年も竹遊びを行いました。
1週間前の天気予報では、雨が降りそうな感じだったのですが、
当日は無事に晴天で、春の気持ちよさの中、行うことができました。

お寺のお庭をお借りして、竹で作った遊び道具17種類と、竹林案内、
落ち葉のしおり作り体験の開催です。
時間は昨年と同じく12時30分から14時50分くらいまで。

今年はお寺の増築があり、お庭の面積が昨年よりも少し狭くなっていた為、
奥の緑地の部分も使わせていただきました。

当日、まだ会場の準備中に、突然たくさんの人が行列で訪れてきました。

お話を聞くと、柏市歩こう会の方々で、以前からこの日に戸田市を歩きに来る計画で、
立ち寄ったとの事でした。この日は150人近い人が集まっていたそうです。

1年に1回の竹遊び、お花祭りの日に訪ねて来ていただいたのはすごい偶然です!
何かのご縁ですね。
こちらは、一通り準備は終わっていたので、少し遊んでいただきました。


その後お昼を食べてから本番開始。
少しずつお客さんが集まってきました。


色々な場所に、色々な遊び道具を用意しました。
竹の遊び道具は全て手作りです。
竹の形や、しなりなどの特徴を活かしています。
竹は加工しやすく、硬さとやわらかさを兼ね備えた素晴らしい素材です。
工夫次第でどのようにも活用できます。
遊びながら、竹というものがどういうものか感覚でわかってくれたと思います。

それから今回も私が竹林案内を行いました。
竹の特徴などを説明しながら、のんびり歩きました。
ここでは竹のトランポリンも用意しておきました。
子供たちに乗ってもらって楽しんでもらいました。
また、樹皮がはがれて枯れている木があるので、それを使って木のことも伝えました。


子供たちが自然の中で遊んでいる姿はかわいいものです。
私達大人よりも目線が下にあるので、色々な物を発見します。
大人が特に気にしないような物を発見し、それが子供たちのお宝になります。
何かを見つけては大騒ぎする子供を見て、親もそれを楽しんでいます。

遊ぶ中で、自然のことを知り、生き物の特徴などを知っておくと、
将来大人になったとき、自然を守ろうという気持ちにつながっていくと思います。

人は知らないものを大切にしようとは思いません。
自然は本来は身近にあり、様々な恩恵を与えてくれています。

自然は汚いもの、排除すべきものではありません。
人は自然と共存していかなければなりません。

身近な自然のことがわかってくると、遠くの自然のこともわかるようになります。

世界全体で、自然が消えつつあります。
それは人間の活動のためによるものが大きいのです。
私達人間が経済活動の規模を拡大させるに伴い、
資源が必要になり、廃棄物が増え、遠くの森を壊し、
そこにすむ生き物達の住みかを奪っています。

残念ながら、今の世の中の状況を見ると、
この子供たちが大人になるころには、おそらくもっと自然が少なくなっているでしょう。
絶滅する生き物や、絶滅の恐れがある生き物はもっともっと増えているでしょう。
気温の変化も今よりも大きくなり、それに対応できなくなる生き物も増えるでしょう。
それは人間が住む環境の悪化ということにもつながっていきます。

未来に何を残すかは今を生きる大人たちが決めていくことです。


今回、運営側には、お寺の檀家さん、埼玉県生態系保護協会の方々、
戸田市エコライフデー実行委員会の方、戸田市環境審議会委員の方、自然創生しんぽの方、
埼玉県地球温暖化防止活動推進員の方、埼玉自転車市民の会の方、樹恩ネットワークの方、
元青少年相談員の方、職場の方々、地元の友人、
早稲田大学環境教育サークルの環境ロドリゲスecoSMILE(環境×教育)、RECの方々、と
総勢30名を超えるみなさんにご協力を頂きました。

おかげさまで、今年も無事に怪我もなく開催することができました。
皆様のご協力に感謝します。

また場所の提供や、物資の面で色々協力していただいている妙顕寺にも
本当に感謝します。

遊びに来てくれた子供や大人、関わってくれたたくさんの人たちが、
自然の良さ、特徴、楽しさなどを知って、そういう自然がもっと身近にあるといいなと
思ってくれたらうれしい限りです。
願わくば、そう思った人たちが、さらに一歩進んで、
何かの活動に関わってくれることを期待したいと思います。







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