小さな植林隊
第20回 活動報告 平成22年9月4日(土)、9月5日(日) 群馬県水上
| 9月4日(土)、9月5日(日) 樹恩ネットワークが主催の群馬県水上へ草刈に行ってきました。 今回は班長補佐ということで、主催者側のお手伝いという意味合いでしたが、 私は普通に草刈をやってきました。
夏が終わったばかりで、まだ日差しは強いものの、標高が高いのでやはり風は涼しく、 心地よい感じでした。
現地に到着したらまずは、宿へ寄りました。
準備が終わった後、宿から近くの作業現場へ向かいました。
総勢30名くらいで班ごとに分かれて草刈を行いました。 作業に集中しているとあっという間に時間が過ぎます。 開けた場所が終わったら、また近くの別の場所に移動しました。
こちらでは間伐を行いました。 間伐とは、適当に木を間引いて、残った木を大きく育てる意味があります。 昔は間伐した木も、燃料や道具へ形を変えて使われていましたが、 今ではそういったことはなく、ただ、腐らせているという状況です。 腐ることで土の栄養にはなります。
間伐は一般参加者が中心になって行いました。 私は安全に作業ができる様、足元の草刈などを行いました。 無事に作業が終わった後は宿へ戻り、入浴、食事を済ませ、 夜の話し合いが終わった後は、庭で星空観察を数名で行いました。 夜は浴衣一枚では寒く、途中でお風呂に入ってきました。 標高が高いので星がたくさん見えました。 夜が明けて、早朝散歩をしました。
ロックフィル方式と呼ばれる、岩を積み上げて作ったダムです。大量の岩が使用されています。 日本は水が豊かといわれていますが、国内にはたくさんのダムがあり、 私たちの今の水の使い方はこれらダムがあることが前提となっています。 ダムは山の渓谷をそのまま水に沈めてしまうので、自然環境にとっては大規模破壊となります。 また、ダムは時間が経過すると、土砂で埋め尽くされ、使えなくなり、巨大なごみとなります。 そうなるとまた新しいダムを作らなくてはなりません。 これ以上、大規模ダムは作らないよう、私たちの水の使い方を改めて考える必要があります。 どういったところで水がたくさん使われているのでしょうか? そこを考え、変えていかなければなりません。 本来の水は、ダムによるものではなく、山から流れてくる、川の水なのです。 山は降ってきた雨を保水します。 山を大事にすることは、水を大事にすることにつながります。 2日目は、作業ではなく山の散策を行いました。 ちょっとした登山です。
今回は作業と遊びということで、楽しい2日間でした。 この夏は記録的な猛暑でしたが、現場は、標高だけでなく、 木陰や、土からの水の蒸散による気化熱で山全体が涼しくなっています。 都会には、自然が少なく、そういった涼しくなる機能が失われています。 私たちは、エネルギーを使わずに涼しく過ごせる方法を取り戻すべきだと思います。 町に緑を増やすこと。 これがこれからの世の中、必要なことだと思います。 |
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