小さな植林隊





活動報告 2008年6月22日(日)





宝登山 草刈 和紙作り 利き酒 埼玉県長瀞町






6月22日(日) 8時30分 長瀞駅集合


梅雨の時期だけあって、天気予報では思いっきり雨でした。
今回のメンバーは、なかじー、やぐちゃん、きみきみ、あいぼん、私です。

私は6時28分の電車に乗って途中、あいぼんと待ち合わせをし、
熊谷から、ちょっと懐かしい感じの秩父鉄道に乗り換え、途中なかじーとも
偶然乗り合わせ、長瀞まで行きました。

長瀞駅でやぐちゃんと合流、そこから10分ほど歩いて集合場所へ移動。

受付を済ませると、現場までは軽トラで移動ということで、
4月の高尾の時の様に、また荷台へ乗り込みました。(^-^)
左があいぼん。アウトドアセミナーで知り合いました。真ん中がやぐちゃん、ブレブレです。(^-^;)
右がなかじー。近すぎて車に乗っている感じがわかりませんね。全体的に写真の撮り方が下手くそな私です。笑

約10分ほど揺られて、下車。
今回の道具、長柄の鎌を渡されて早速記念写真を撮ってもらいました。

柄の部分が長く、150cm位あります。

そこからちょっと歩いて現場へ向かいます。

雨はあがりましたが今回も少し霧がかっています。まぁ作業にはちょうどいい天気でした。標高は500m位です。

準備体操をして、班ごとに移動。
きみきみも無事合流して、作業開始です。
縦写真5枚シリーズ。みんなカメラ目線でプロマイドみたいです。かっこつけて、わざとらしさ満点ですね。笑
こちらは真剣に作業しているところ。長柄の鎌は立ちながら草刈でき、切れ味もいいので楽ちんです。(^-^)

開始から1時間程度作業したあたりから、ぽつぽつ雨が降り始めました。
と思ったら、結構激しくなり、作業継続が厳しくなってきたので、
今回は予定より早めに終わりました。
作業時間は短かったですが、みんな一生懸命やったので大分すっきりさせることができました。

参加したみなさんと一緒に。私たちだけでも撮ってくれました。色々お気遣い頂き有難うございました。(^-^)

帰りはロープウェーで下山することにしましたが、
まだ時間があったので休憩所でみんなでお弁当を食ました。
30分後、時間になりましたので、宝登山の霧がかった景色を見ながら
ロープウェーで降りてきました。

その後、小川町へ移動して和紙作り体験です。
昔ながらの道具がおいてあり、写真でしか見たことがないものが
目の前にありました。

やり方は、普通の和紙を作る場合は
手に持った木枠で楮(こうぞ)の液体をすくい、それを水平に揺さぶりながら、
楮が全体に均等に広がるように漉いて(すいて)いきます。

揺さぶっている間に水分が下に落ち、楮が木枠に少したまります。
そうしたら、また楮の液体をすくい上げ、ゆさゆさ揺さぶります。
漉くのは大体6〜7回です。

おばちゃんが丁寧に指導してくれました。きれいな和紙にするには均一になる様に水平に漉かないといけません。

次に、和紙のはがき作りです。
作り方が先ほどとはちょっと違い、はがきは漉くのは2回。
しかも瞬間で「ちゃっ」と決めるように漉きます。

おばちゃんに手ほどきを受けます。 無事ちゃんとできました。(^-^)

この和紙のはがきに模様をつけるため、花びらや、草、糸をちぎって並べます。
一人2枚ずつ、自分の好きな模様を作り上げていきます。これはかなり面白い!みんな真剣にやってました。(^-^)

そして完成!

じゃじゃ〜ん!どうです、かなりきれいでしょ。個性が出てますね。(^-^)

この作業部屋の雰囲気もよかったです。

和紙作りはほんとにいい体験でした。
自分で和紙、模様を作ることで、愛着ができ、
紙を大事にしたいという気持ちが出てきますね。


さて、続きまして、今度は酒蔵へ行き、見学と利き酒をしました。


酒蔵の2階には、過去に使われた家具や道具が展示してありました。
大きくて変わった形ののこぎりや、樽、手かぎ(米俵を引っ掛けるもの)など
どれも珍しいものでした。

この時私たちしかいなかったので、ちょっとお遊び。

お題その1:酔っ払い
やぐちゃんのりのりです。笑 私やりすぎ!
あいぼん隠れてしまいごめん。なかじー酔いが足りません。笑

お題その2:悪代官と平民
悪:そなたらの希望どうりにしてやってもいいがのぉ。
平:へへぇ〜、よろしくおねげぇしますだ。

ま、この2枚に関しては意味はありません。笑

ただ、この部屋は天井が低いことに気付きました。
手が届きます。昔の人は背が低かったという証ですね。

1階に下りてきて展示してある酒樽と写真。
なぜこのポーズ?意味がわかりません。笑

一通り見学が終わったので、いよいよお楽しみの利き酒です。
7種類ほど試飲させて頂きました。それぞれ独特の風味があり、作り方で色々変わるというのがわかりました。

酒造りはやはり冬の寒い時期だそうで、この時期は作っていないそうです。
小川町は水がきれいなので、酒もいいものが作れるそうです。
また最近は有機栽培でも有名になってきています。

お店の人の説明を聞きながら利き酒を楽しみ、お土産で1本買い、
その後、川越に移動してお疲れ会をしてこの日は終了しました。

労働とお楽しみで充実した1日でした。
皆さんお疲れ様でした。(^-^)/


今回、和紙作り、酒蔵を体験しましたが、昔の伝統文化と言うのはいいものです。
伝統は、その土地の気候、風土、自然をうまく生かしながら、
長い年月をかけて作られてきた多く人の知恵の結集です。
それを簡単に捨ててしまってはもったいないと思います。

その土地独特の文化があるからこそ、旅行にいって知らないものを見たときに
感動があると言うものです。
今、都市と呼べるところはどこも同じ街のつくりをしています。
違いはお買い得かどうかだけではないでしょうか。


昔の人が作り上げてきた伝統。
それは限りある資源を無駄なく有効に使い、自然と共生するということ。
自然と共生、それは人間も生態系の一員として、
自然に過度な負荷をかけることなく、その気候、風土に合わせて生きるということです。

自然は、時には厳しくもありますが、時には豊かな恵みを与えてくれます。

しかし、現在は、人間は世界の支配者と言わんばかりの、
自然を無視した勝手気ままな振る舞いを続けています。

大量生産、大量消費で自然を破壊し続けながらも、物は溢れているので
物のありがたみがわかりません。

また、どんな時も快適、満足であるから、今ある幸せが、
幸せであると言うことに気付きません。

厳しさがあって初めて、幸せのありがたみがわかると言うものです。

地球温暖化は、人間が快適を求め続け、地球を痛めつけてきた結果です。
地球の体は自分で自分の管理ができない状態になりつつあります。

今年の夏は記録的な雨が日本各地で振りました。
だれが見てもおかしい状況です。

今地球を救えるのは、今生きている私たちだけです。
過度な快適から脱却し、電力使用を控え、火力発電所の稼動を抑制し、
二酸化炭素の排出を抑えるよう、意識して行動して、
地球を助けてあげましょう。

地球はもう、弱りきっています。






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