小さな植林隊





雑記 2007年8月15日(水)






終戦後62年


集団的自衛権の意味を知っている人は約50%。
NHKの聞き取り調査でわかったものです。

集団的自衛権の意味は、例えば同盟国のアメリカが他国から
攻撃を受けているとき、日本は直接攻撃を受けているわけではないが
その他国を攻撃できるという事です。
この集団的自衛権をめぐって議論が交わされています。

日本は世界で唯一原子爆弾を落とされた敗戦国です。
戦争の悲惨さを体験し、原爆の残虐性も知っています。
そして憲法第9条があります。
日本は他の国とはその部分が違います。

1990年のイラクがクエートに進行して始まった湾岸戦争の時、
日本はアメリカの要請に対して戦費だけ支出し自衛隊を派遣しなかったことで
参戦国からは非難された過去がありますが、
その時、日本の憲法を堂々と主張し、戦争には絶対に加担しないと
宣言すればよかったと思います。
堂々と言えば世界も、日本とはそういう国なんだと理解したと思います。

そしてそれは今からでも遅くないと思います。
日本が持っているのは軍隊ではなく、自衛隊だと。
自衛隊は自国を守るだけのものであって、それ以外はいかなる場合も
他国を攻撃するものではないと。


平和維持活動をする場合もこれを必ず提示し、それを条件として
認めてもらわないなら平和維持活動は参加できないとする。
つまり集団的自衛権の行使を認めるべきではないと思います。

目の前で味方が攻撃されているにもかかわらず何もしないで逃げるというのは
卑怯だとか思われるかもしれませんが、
日本は憲法で武力による威嚇、行使は禁止されているとはっきり明言し、
それが認められないなら平和維持活動は参加できないとすれば
卑怯でも何でもないと思います。

それが日本が敗戦から学んだ、平和を愛する国としての法律であり、信念であるとして、
他国に認めさせればいいと思います。

さらに言うなら、日本は防衛庁を防衛省に格上げしましたが
今一度、防衛庁に格下げ、もしくは撤廃し、さらに軍事削減を進めるべきだと思います。

そして軍事費を削減したらその分を世界の環境保護の為に充当します。
そうすれば真に平和を求め愛する国として世界から認められるはずです。
(その際、きちんと声高々に宣言し、パフォーマンスし、
日本は軍事費を削減してまで環境保護に貢献していると、
世界に認識してもらえるようにします。)

しかしそれでは他国の侵略があるから危険だと感じるかもしれませんが、
逆に丸腰に近いような国を他国が侵略してきた場合、
世界は静観しているだけでしょうか?
いや、絶対に動きます。

一時的には支配されるでしょうが抵抗しないだけ犠牲も少なくなると思います。
もし抵抗をしないにもかかわらず侵略国が徹底的に攻撃してきたら
それこそ世界の反感をかう事となり、より世界から同情され団結力を強め
侵略国を排除する動きになると思います。

軍事力をもたず、世界で環境保護に貢献している国を
武力によって攻め落とすなど、最低で卑怯だという、そういう風潮というか、
目には見えないけれども人間としての意識の防衛ラインというのは作れると思います。

原爆を落とされ、敗戦し、戦争の悲惨さを知る日本だからこそ、
過去の過ちを二度と繰り返さない為、平和を求める為に
今までにない新しい戦略、怖いけれども思い切って軍事削減という行動をすることが
世界を認めさせ、平和をリードする国、環境保護の先進国だという認識を
新たに作り上げると私は思います。


今は他国の侵略よりも地球温暖化のほうが大問題だと思います。






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