竹林の会





活動報告 平成28年(2016年) 11月5日(土)






笹目川清掃・竹林案内    さいたま市動物チーム応援


戸田市道路河川課の笹目川清掃の催しがありました。
笹目川のごみ拾いに自然観察会を組み合わせた内容で、参加者に楽しんでもらえる企画です。

自然観察の場として、私が管理している竹林の案内を担当し、
埼玉県生態系保護協会の石本さんが植物や野鳥の紹介をしました。

自然観察はいつもお世話になっている妙顕寺の境内をお借りしました。

竹林の案内

植物の案内

妙顕寺は戸田市内ではまとまった緑地が残る貴重な場所です。
都市部において緑地が残っているのは、今はこの様な寺社林や公園くらいしかありません。

妙顕寺の隣には、元はお寺の敷地だった場所を市へ提供し、現在第三市民緑地として、
自然空間が残されています。

そのせいもあって、境内ではカマキリやチョウチョ、カナブン、トンボ、ハチなど
色々な生き物をこれまで見てきました。

自然がないと生き物達はいきていけません。
妙顕寺の緑地は戸田市内ではわずかに残る生き物達のすみかなのです。


現在、ほとんどの土地は区分所有され、経済的な観点から、住宅を建てたり
駐車場やお店になっています。

それらは有効活用と言われていますが、一方で町全体をコンクリートで固めてしまうことは
夏の気温上昇を加速させるヒートアイランド現象ももたらしています。

何より、生き物達が次々と姿を消していく事は、人の自然への関心を失わせ、
生態系サービスについて考える機会を喪失することになります。

緑地が存在する事は無駄なことではなく、とても重要なことです。

河川周辺でのごみ拾い

集まったごみの分別

今、様々なごみが川を下り海にたどり着いて、海洋プラスチックごみとして、
世界全体で大きな問題となり、法的規制がとられるようになっています。

しかし日本はまだ法規制の話は聞こえてきません。

環境問題は、対症療法だけでなく、その問題の発生源を抑えることの
同時進行がないと根本的な解決になりません。

この日のごみ拾いは対症療法に当たる部分。

とても重要ですが、根本解決するには、企業がプラスチックの使用削減を実現する
法的規制が必要です。

参加した皆様、お疲れ様でした。

その後、私はさいたま市で開催されているお祭りに応援にいきました。
動物愛護チームが、展示をしているので途中参加しました。
終了後に、集合写真。

動物の福祉、権利が認められる世の中へ。






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