竹林の会






活動報告 平成28年(2016年) 4月10日(日)







竹と遊ぼう お花祭り 2016年(アースデー戸田) 開催


毎年4月に恒例となっている「竹と遊ぼう お花祭り」を開催しました。



関係者は早めに集合し、竹の道具類を配置してから、お客さんが来る前に最終確認。


今年の開催内容はこちら。
恒例の竹遊びなどに加えて、竹の演奏会と竹コップ作り体験を新たに追加しました。

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平成28年 4月10日(日) 開場:12時

★竹遊び 12時00分〜14時40分
竹馬、竹ぽっくり、竹剣玉、竹の楽器など昔懐かしい遊びを楽しんでね!

★エコ・オリエンテーリング 12時00分〜14時40分
自然・環境クイズに答えて景品獲得を目指そう!
景品:竹で作った色々な遊び道具や竹の花器、夏の流しそうめん参加無料券など。
*12時から先着60組。(最終受付は14時20分まで)

★竹のコップ作り体験+竹林案内 1回目(13時) 2回目(14時)
竹のコップ作り体験と竹林のご案内をします。希望者は5分前に本堂前に集合!
*12時から先着で予約を受け付けます。各回20名まで。(小学生以下は親同伴)

★バンブーダンスショー 14時45分〜
みんなの前でバンブーダンスを踊ります。本堂前に集合。見ていってね!

★お花祭り 15時〜15時30分
お寺に伝わる昔からの伝統行事。住職さんから大事なお話が聞けるよ!
お砂糖を入れなくても甘い甘茶(あまちゃ)も飲んでみてね。

★竹の演奏会 15時35分〜15時45分
竹で作った楽器で演奏会を行います。みんなが知っている春の曲を演奏します。

★クイズ答え合わせと景品交換 15時40分〜
お楽しみの景品交換です。

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開始時間になりお客さんが集まってきました。
まずは竹遊びの様子です。
お客さんは親子で来ている方が多いのですが、
是非大人の方も楽しんでもらいたいと思っています。

さて次はエコ・オリエンテーリングの様子です。

エコ・オリエンテーリングは、緑地空間内に設置された自然・環境クイズに挑戦したり、
春の草花を探す内容となっています。
クイズの正解率に応じて竹の景品がもらえます。

さて次は竹のコップ作り体験の様子です。

竹のコップ作りはこちらで想定していた以上に時間がかかりました。
参加したみなさん、細部までこだわって作っていたようです。

そして竹のコップ作りと同時開催した竹林案内の様子です。
竹に関するお話や竹の伐採も実演しました。

14時45分からバンブーダンスショーです。

お客さんが参加できる体験版も実施しました。
その後本番です。
ほたるのみんなはこの日のために、まだ寒い1月から練習してきました。





CDラジカセの音が小さいのと鐘の音が邪魔をしてやりずらかったのですが、
後半は拡声器で音を大きくして何とか踊れました。


その後は本堂内でお花祭りです。
昔から伝わる伝統行事に参加してもらいました。


終わったら次は竹の演奏会です。





映像は「春の小川」

他、「さくら」、「春が来た」で、全部で3曲演奏しました。
竹マリンバの軽やかな音が響き渡りました。
練習のかいあって、みんな上手に演奏してくれました。


そして最後にエコ・オリエンテーリングのクイズの答えの発表と景品交換をして
この日の催しは終了しました。





毎回新たな事を色々試みていますが、うまくいく時もあれば、失敗してしまう時もあります。

新たに実施した竹のコップ作りでは、
2回目(14時)から参加した組は、お花祭りが終わったあとまで(つまり1時間以上)
作業していました。これは予想外。
3月の練習時では、お母さん方に実際に作ってもらいましたが、子供には
作ってもらっていなかったので、これも見誤った1つの原因でした。
担当してくれた、戸田遊び場遊ぼう会の方達も大変だったと思います。
その代わり、お客さんの感想では、みなさん満足されていた様です。高評価でした。

バンブーダンスは昨年の場所と竹の配置を変えたため、音が届きにくいせいもあり、
うまくリズムに合わせられない場面がありました。後半学生が機転を利かせて
拡声器で音を大きくしてくれて持ち直しました。
ほたるのみんなは条件の悪い中、一生懸命踊ってくれました。
1月から繰り返し練習をしてきたので、少し間違えてもうまく復活していました。

竹の演奏会で使った竹マリンバ。
2月にみんなで楽器作りをして、3月、4月と練習してきました。
2月はまだ寒い時期でしたね。
寒い時はのこぎりを動かして体を温める、そんなことを言っていた気がします。
Rera音楽教室の先生による調音、演奏指導でご協力いただきました。
マリンバは練習のたびに竹に割れが入ったり、音階がずれて
結局本番で使う本数と同じくらい作り直しました。
数ミリずつ切って調音するので結構大変で、一人で前日の晩まで作業していました。

エコ・オリエンテーリングでは、NPO法人地球生物会議ALIVEから
動物の権利・福祉に関する内容のパネルを展示、
一般社団法人JEANから海洋ごみに関するパネル展示をして、
現状の環境問題の写真を見て考えてもらう内容にしました。
クイズ担当者は普段の活動実績がある荒川夢クラブに海洋ごみ問題、
戸田ニャンコお助け隊に動物問題担当でご協力いただきました。
埼玉県生態系保護協会からは植物に関するクイズを出してもらいました。
植物案内は早稲田大学環境ロドリゲスのecoSMILEのみなさんにお任せしました。

場所の提供と後方支援では妙顕寺から毎年ご協力いただいています。
その他、準備の段階でも色々な方にお手伝いいただきました。



竹遊びの催しは、妙顕寺のお花祭りと共に開催して今年で5回目です。

竹林の会は、元々放置されて荒れていた竹林を整備し、
その切った竹を活用して、楽しい場の提供だけでなく、
環境問題について考えてもらう場の提供をしています。

また、お花祭りはお釈迦様が生まれたことを祝う催しです。
本堂内で仏教の伝統行事を体験し、普段聞けないご住職の説法もあります。



環境問題と道徳は密接に関連していると思います。

過去に日本が経験してきた公害を振り返れば、経済重視に偏りすぎて自然・環境を大切にしないと
その害が直接人間に悪影響を及ぼすという事は、すでに明白です。

今その大規模な公害が、中国やインドなど、新興国で起こっています。
さらに、それが地球規模に起こっているのが、
地球温暖化や、海洋プラスチックごみ、生物の絶滅などの問題です。

日本は一般的に先進国とは言われていますが、環境という視点から見ると
まだまだ不十分です。
未だに大量消費型の社会・経済であり、環境や生物に配慮した制度ができていません。

毎週集積所に出されるごみの山を見るとため息がでます。
ごみ問題は裏を返せば資源の問題です。
物を作るためにたくさんの資源を必要とし、資源がある場所の自然を切り崩して、
それを得ています。
見えないところで動物や植物の命を奪い続けています。
それが持続可能ではない事は、多くの生き物が絶滅危惧種となっている現状を見れば
明らかです。


物を大事にする事、命を大事にする事。


マハトマ・ガンジーの言葉にこういったものがあります。
 「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。」(マハトマ・ガンジー)

環境問題と道徳は表裏一体。

「竹と遊ぼう お花祭り」では、きてくれたお客さんに何かしらの気づきを得て欲しいと思って
実施しています。


昨年から妙顕寺のご住職にお願いして、いい言葉が書いてある
教宣(きょうせん)の配布をしています。

今年お寺で配布していた教宣の言葉を紹介して終わりにします。




ご協力いただきましたみなさん、ご来場のみなさん、どうも有難うございました。

竹林の会
んどう ういち 略してエコ!


この日の慰労会の様子はこちら






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