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小さな植林隊
第18回 活動報告 2009年5月30日(土) 栃木県足尾
5月30日(土) 6時50分 大宮駅野田線改札口前集合 今回の参加者はみんな足尾は初めてです。 それぞれが初対面同士だったので、電車の中で自己紹介をしつつ、 ちょっとロープワークの練習もしつつ、東武日光駅へ。 日光からはバスに乗って植林する足尾に向かいます。 現場に着くと雨は降っていませんでした! 埼玉のうちを出る時も、日光駅に着いたときも降っていたのに。(^-^) 嬉しいですね! とりあえず、植林を始める前にみんなで集合写真を撮りました。
今回の参加者は左から順番に、奥多摩の森で森林ボランティア活動をしているふなっち、 りゅうちゃんと、地元の議員さんいっこちゃん、その友達のまるちゃん、 水俣病の講演会で知り合ったかなちゃん、 埼玉の神川町の森林ボランティアで知り合ったやぐちゃん、 そしてバッチョロ笠をかぶっているのが私です。 ゆかいなメンバーが集まりました!(^-^) ちなみに足尾の天気はこんな感じです。
実は曇りって一番作業するにはいい天気なんです! なぜかというと、暑くなりすぎないので、ばてないんです。(^-^) 今回は昨年に引き続き、一段上の斜面で結構急で、 苗木と腐葉土を持ってあがるので、曇りくらいがちょうどいいんです! と仲間に言っておきました。笑 本当は快晴もいいんですが、次回の楽しみにしてください。笑 ちなみにどれくらい急かと言うと、
大したことないじゃんと思う人もいるかもしれませんが、 両手に苗木と腐葉土一袋を持って上るのはなかなかいい運動です。 この写真でもう一つ気づいてほしいのは、手前の木々が生い茂っている事です。 5年前に植えたものが育ったもので、すでに人の背丈を越えています。 つまりちゃんとやれば足尾でも緑は育つ。 そういうことです。 今後、これらの木々が生長を続けて、いずれ森になっていくことでしょう。 一直線の階段を上り、上に到着してから一休み。 では上からの写真をお見せします。
休憩中の図。
インストラクターの方から説明をしてもらった後、作業開始しました。 今回は穴のサイズは50cm四方で、そこに苗木を2本植えるやり方でした。 黒土、腐葉土、掘った土、雑草を全て混ぜてから植えてあげます。 みんないい顔してますね。しっかりポーズとっている人もいます。笑 道具はスコップと鍬の2種類がありました。 これら道具もうまく使えば楽に穴が掘れます。 掘っていると結構大きい石なども出てきます。 途中、黒土がなくなってきているので下から上に運んでください!という言葉を聞いて、 私とふなっちが補充するために背負子(しょいこ)を背負って一番下まで降りていきました。 がっ! 下まで降りてから、係りの人が、もう上に残っているのだけで十分だから 持って行かなくていいよ!と教えてくれました。 えぇ~~!!(^-^;) 何のための下山、そして再び上るのか、とほほな気分でした。 再び上ってくるとやってます、やってます。 みんなわらわらしてます。笑
もう大体作業は終わっていて、残ったところを何人かが やっている程度でした。 今回もやはり急斜面なので足場が悪いのが大変でした。 でもみんな一生懸命穴を掘って植えてくれました。 標高が高いところですが、植えた木みんなが大きく育ってくれるといいですね!(^-^)/ さて作業が終わったので下山してお昼です。 テントで配られたお弁当と、豚汁を頂きました。 その後、お楽しみで用意された体験コーナーに行ってみました。 ひばのかんながけ体験、丸太切り体験、顕微鏡で土の観察がありました。 ひばのかんながけは、削るとすごくいい香りがしました。 一枚の皮が作れるといいのですが、最初やった時は、かんなの金具の部分が引っ込んでいて うまくできませんでした。 かなづちでとんとんたたいてから引くと切れやすくなり、 やぐちゃん、まるちゃんがきれいな皮を作っていました。 丸太切り体験は二人掛りで引くのこぎりを使いました。 これは二人の呼吸が合わないとうまく引けません。 私はふなっちとやりましたが、あんまり息が合わなかったようです。笑 いっこちゃんとやぐちゃんのほうがうまく引いているました。 最後に再び記念写真。
その後バスで日光まで戻ってきたら雨がかなり降っていました。 うまく雨雲が足尾だけさけてくれた気がしました。(^-^) お土産を買ってから、ホームに行くとまだ時間が30分くらいあったので、 ジェスチャーゲーム、グッドニュースなどちょっと遊んで 日光駅始発の電車に乗りました。 大宮についてからお疲れ会をしてこの日は解散となりました。 一日お疲れ様でした。(^-^)/ 足尾は明治時代後期、工場から出る亜硫酸ガスによって辺り一帯の木が全て枯れてしまい、 その後、雨が降るたびに土が流れ、ついには岩肌がむき出しになってしまいました。 通常、植物はほうっておいても生えてきますが、 土がなくなった足尾の山にはそう簡単に生えてきません。 問題となってからすでに100年以上経過していますが、足尾の山は今でも荒れた状態です。 足尾は、環境を破壊したら、回復させるのにとても長い時間がかかるということを教えてくれます。 上の写真3枚に写っている黒いものは、銅を精錬した時にでたカス、カラミの山です。 土ではないので当然植物は育ちません。 植物が育たなければ、動物や昆虫も寄ってきません。 つまり、これは死の山。 人間が作り出した廃棄物の山です。 ここを再生させることは相当難しいでしょう。 自然環境を無視した経済活動は持続可能ではありません。 人間は自然の恵みがなければ生きていけません。 このような破壊をしない世の中の仕組みを人間は作り上げていくべきだと思います。 かつて足尾鉱毒事件で天皇に直訴した田中正造は言っています。 「真の文明は、山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」 過去の経験を忘れずに、未来に活かしていく必要があります。 |
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