小さな植林隊






第10回 活動報告 2008年3月16日(日) 東京都奥多摩





除伐、間伐、道作り、杭作り、丸太切り





3月16日(日) 9時35分 鳩ノ巣駅前集合


今年最初の小さな植林隊の活動は奥多摩の鳩ノ巣のイベントに参加しました。
鳩ノ巣は個人的に2007年の冬から活動していた場所なので
私にとっては馴染みのある場所です。
参加者はあやかちゃん、かずや、ひでさん、たかひさ、あつし、くに、しんたろう、
私の8名です。

各グループに分かれて活動したため、それぞれ別の作業をしました。

私はのこぎりや鉈(なた)を使って除伐(植えた苗よりも背丈が大きくなった
他の草木を刈る作業)をしました。

背丈が2メートル位ある低木をのこぎりで切り、鉈(なた)を使って幹と枝とで切り分けます。
樹高が2メートル位あると、切った木をそのまま持ち上げて枝を払うのは不可能なので、
自分の切りやすい長さで幹を切り分けます。

鉈の使い方で重要なことは、枝を払う時、その払う枝の高さを自分の胸辺りに持ってから
鉈で切ることで、安全に使うことができます。

一番危ないのが、腰から下で鉈を振り下ろすと、枝を払ってそのまま自分の足や、
ひざを切ってしまうと言う危険があります。

鉈は良く切れるだけに使い方を間違えると危険な道具になります。

切った幹と枝は、別々に分けてまとめておき、枝葉は木の肥料に、
幹は次回の材料とします。

また今回は巻き落としというのもやりました。
切った枝葉の下に、太目の枝を入れて、てこの原理を使って、
2〜3人でまとめて下に落とすと言うものです。
昔の人は、その場にあるものをうまく利用していました。

私は今回は除伐でしたが他のグループの人はまた別の作業をしていました。
もらった写真で紹介します。
間伐の一場面です。幹の根元に切込みを入れたら主導ロープと補助ロープで引いて伐倒させます。 ステップを使って木に登っています。枝打ちや、幹にロープを巻く時に使います。
無事木を倒せました。ロープを使う間伐は引く時に主導と補助でうまく呼吸を合わせる必要があり、協力が欠かせません。 山の中腹にある薬師堂からの景色です。町が一望できて絶景ですね。
丸太切り体験をしています。この位の幹でものこぎりで切るには結構大変です。 薪づくりです。木に楔(くさび)を金槌で打ち込みます。面白いようにきれいに割れます。
こちらは杭(くい)作り。鉈(なた)を使って木を削り、4面を作ります。台は、切り株を使います。 初めてだと難しいです。1つの面で5回、計20回で先がきれいに細くできるようになると達人です。

自然体験を通して、自然に関心を持ってもらうことがまずは大事だと思っています。
なぜ、除伐や間伐が必要なのか、杭を作ることが何につながるのか、
枝打ちをやる目的は何なのか。

普段コンクリートに囲まれて生活しているいる状況では絶対にわかりませんが、
自然の中に入って作業してみて、話を聞くととってもよくわかります。

地球温暖化は自然を無視した活動を続けてきた結果です。

人間は自然の一部です。自然なくして生活できません。

今、日本の森がどういう状況なのかそれを知ることから始まります。
是非また次回も都合付けて参加してください。


作業後は拝島へ行き、樹恩メンバー6名と合流して一緒にみんなで交流会をして
19時30分頃解散しました。

今回もお疲れ様でした。(^-^)/






戻 る





TOP